【5月13日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は12日、サンピエトロ広場(St Peter's Square)で行われたミサで、就任後初めて、殉教者と信仰と徳に優れた信徒を列聖した。

 列聖され聖人として認定されたのは15世紀にイタリアでオスマン帝国によるイスラム教への改宗を拒んだ殉教者ら約800人と、修道会を組織し、貧困や病気に苦しむ人や先住民を支援したコロンビアとメキシコの女性聖職者2人。女性聖職者2人はいずれも20世紀中に死去している。

 また法王はこの日、「存在が確認された瞬間から人間を保護する」法律の制定を求め、3月の就任後初めて、人工妊娠中絶に反対する姿勢を明確に示した。(c)AFP/Jean-Louis DE LA VAISSIERE