【5月12日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は11日、長年クラブに在籍したポール・スコールズ(Paul Scholes)が2度目の現役引退をすると発表した。

 ユナイテッドはアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督の今季終了時の退任を発表をしたばかり。

 元イングランド代表で38歳のスコールズは、2011年に一度現役引退してユナイテッドのコーチに就任したが、2012年1月に現役に復帰していた。

 12日に行われるファーガソン監督のユナイテッドでの本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)での最終戦、スウォンジー・シティ(Swansea City)戦では、スコールズの今年1月以来となる出場が見込まれている。


 スコールズは、「今度こそ本当にスパイクを脱ぐことにした。サッカーをプレーすることが自分が望んできたすべてだった。そして、マンチェスター・ユナイテッドで、史上最高の監督の下で、こんなに長くすばらしいキャリアを積むことができたのを名誉に思っている」とコメントした。

 ファーガソン監督が活性化したユナイテッドの育成システムの中で成長し、指揮官のお気に入りとなったスコールズは、ユナイテッド一筋でプレーを続け、議論の余地なく同年代の中で最高の英国人MFとなった。

 ファーガソン監督は、「ポールは本当に驚くべきプレーヤーだ。常にクラブに情熱を注ぎ続けてきた彼と長年にわたり一緒に活動してきたことを本当に名誉に思う。ポールは12日にオールド・トラフォードで行われるスウォンジー戦でプレーし、11個目のプレミアリーグのメダルを手にすることになる」と語った。

 12日の試合でスコールズはリーグ戦498試合出場、ユナイテッドのメンバーとして公式戦716試合目の出場を飾ることになる。また、2012年9月15日に行われたウィガン(Wigan Athletic)戦で自身通算155得点目を挙げている。(c)AFP