【5月12日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは11日、第37節の1試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は2-1でアストン・ビラ(Aston Villa)に勝利した。

 敵地ヴィラ・パーク(Villa Park)で2得点を挙げたチェルシーのフランク・ランパード(Frank Lampard)が、クラブの歴代最多得点記録を塗り替えた。

 イングランド代表のランパードは後半16分、エデン・アザール(Eden Hazard)からパスを受けて約15ヤード(約14メートル)のところからシュートを決めてゴールを奪い、ボビー・タンブリング(Bobby Tambling)氏が持つクラブ歴代通算得点記録202点に並んだ。

 ランパードのゴールで均衡を取り戻したチェルシーだが、この時すでにチェルシーがラミレス(Ramires Santos do Nascimento)、アストン・ビラが先制点を決めたクリスティアン・ベンテケ(Christian Benteke)と、両チームに退場者が出ていた。

 迎えた後半43分、再びランパードがアザールとのワンツーから追加点を挙げると、ランパードのクラブ通算203得点達成に興奮した一部のブルーズ(Blues、チェルシーの愛称)ファンが小規模ながらピッチに乱入する一幕もあった。

 3位につけるチェルシーはこの勝利で4位のアーセナル(Arsenal)との勝ち点を5差に、5位のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との差を同6に広げた。来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)の出場権が与えられるのは4位までとなっており、ロンドン(London)に本拠地を置く3チームによる争奪戦でチェルシーはチケット獲得をほぼ確実なものとしている。

 この試合で記録を塗り替えたランパードは、「僕にとってのすべて。本当に信じられない」と英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に喜びを語った。

「振り返ればチームメイトの支えがあったからこそだということがわかる。1人1人に感謝しているし、みんながお膳立てしてくれたおかげだ」

「それにファンの皆さんはずっとそばで見守り続けてくれて、なかなか到達しないことにイラ立ちもあったと思う。だから今は心から喜んでいるよ」

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