【4月25日 AFP】(一部更新)米アップル(Apple)のティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)と一緒にコーヒーが飲める「デート権」が、人権団体の資金集めのため競売に掛けられ、24日の時点で16万ドル(約1590万円)以上の高値が付いている。

 売りに出されているのは、米カリフォルニア(California)州クパティーノ(Cupertino)にあるアップル本社で、クック氏とコーヒーを飲みながら30分~1時間にわたり会話ができる権利。24日午後9時(日本時間25日午後1時)の時点で16万ドルの値が付いている。

 クック氏と面会できるのは2人までで、事前に保安検査を受ける必要がある。旅費や宿泊費は自腹だ。

 オークションサイト「Charitybuzz」で行われているこの競売は、首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)に拠点を置く人権団体「ロバート・F・ケネディ正義人権センター(Robert F. Kennedy Center for Justice and Human Rights)」の資金集めが目的。

 同センターは毎年、さまざまな著名人の協力を得て資金集めオークションを開催しており、今年は映画監督のフランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)氏とのランチや、米俳優のロバート・デニーロ(Robert DeNiro)氏やロビン・ウィリアムズ(Robin Williams)氏、アレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)氏などと共に時間を過ごす権利が売りに出されている。クック氏がこの競売に参加するのは今年が初めて。(c)AFP