【4月23日 Relaxnews】クルーズ業界に大変革を起こすべく、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(Royal Caribbean International)が、90メートルを超える高さから360度の景色が楽しめるカプセルやバンパーカー、スカイダイビングなど、多くの「世界初」を盛り込んだクルーズ船を投入する。

 ロイヤル・カリビアンは16日、鳴り物入りで来年にデビューする次世代クルーズ船のラインアップを発表。クルーズ船による海上の旅を「大きく飛躍させる」位置付けの客船だという。

 新たに導入される革新的なサービスの一つが、クワンタム・オブ・ザ・シー(Quantum of the Seas )号が提供するクルーズ船では世界初のスカイダイビング施設、リップコード(Ripcord)だ。リップコードは安全管理が万全な船上の空間内で疑似フリーフォールを体験できる。

 さらに、宝石のようなオーバル形の観覧カプセルもクワンタム・オブ・ザ・シーにの特徴だ。ノーススター(North Star)と名付けられたカプセルは、乗客を乗せて海上から90メートル以上の高さに上昇し、船体の外側に移動して海上に突き出る。そこから眺める周囲360度の景色は圧巻だ。

 そして船内のアクティビティ空間としては世界最大を誇るSeaPlexがある。ここではクルーズ船初のバンパーカーを楽しんだり、リンク頭上のブースからDJがかける音楽にのせて、ローラースケートを滑ったりできる。またSeaPlexは、空中ブランコなどの曲芸を習えるサーカスレッスン場や、フルサイズのバスケットボールコートとしても使用されるほか、日が暮れた後は大人限定のダンスフロアに変身する。

 270度のパノラマビューで海が見渡せることから「Two70°」と名付けられた多層階ルームも主要アトラクションの一つだ。床から天井まで全面を覆う窓は3層分にまたがる。乗客が集うリラックス空間として設計されており、夜にはエンターテイメント会場となる。(c)Relaxnews/AFPBB News