【4月21日 AFP】米ボストン・マラソン(Boston Marathon)爆発事件で容疑者の1人として身柄を拘束されたジョハル・ツァルナエフ(Dzhokhar Tsarnaev)容疑者(19)は、爆発が起きた数時間後にマイクロブログのツイッター(Twitter)に投稿し、「皆さん、お気をつけて」と呼びかけていた。

 米警察は、死者3人、負傷者180人以上を出した今回の爆発事件の容疑者としてツァルナエフ容疑者の行方を追っていた際、同容疑者が利用していたソーシャルメディアのアカウントを調べ、ライフスタイルや犯行の動機の手がかりを探った。同容疑者の友人らによると、同容疑者は「@J_tsar」というユーザーネームを使って、ツイッターに頻繁に投稿していたという。

 同容疑者は爆発が起きてから数時間後の15日午後8時4分(日本時間16日午前9時4分)、「この街に愛はない。皆さん、お気をつけて」とつぶやいた。同容疑者はほかにも、犯行後数日間のうちに十数回投稿していた。また、事件前の8日には、「もし知識とひらめきがあるなら、あとは実行するだけだ」という、犯行をほのめかすメッセージも投稿されていた。捜査当局が同容疑者の実名を公表後、フォロワーの数は5万8000人以上に急増した。

 同容疑者のツイッターの背景画像には、ロシア南部のダゲスタン(Dagestan)を拠点とするサッカーロシア1部リーグ、アンジ・マハチカラ(Anzhi Makhachkala)のチームロゴが使われていた。同容疑者のおじによると、ダゲスタンは同容疑者が生まれた街だという。

■ごく普通の青年像だが

 同容疑者がこれまでに投稿した1099件のつぶやきからは、スポーツ、ヒップホップの歌詞、女の子、イスラム教、テレビ番組、車など、さまざまなことに興味を持つごく普通の青年像が浮かび上がる。しかし、1月23日の投稿では、「またひどい食生活に戻ってしまった。大学なんかくそくらえ」などと、大学生活にうんざりしたような雰囲気をにじませていた。また同容疑者は2012年8月、あるユーザーの投稿に対し「ボストン・マラソンでたばこを吸う(smoke、「殺す」の俗語でもある)のは良くないけれど」と返信しており、事件後に同容疑者のツイートを調べていた人たちを震え上がらせた。

 同容疑者と同じ高校に通っていたという友人らは、2001年の米同時多発テロ以後で最悪のテロといわれる今回の爆破事件について、なぜ同容疑者がこのような事件を引き起こしてしまったのかわからないという投稿を次々に寄せている。

 同容疑者が最後に投稿した17日のメッセージは、ジンバブエのMufti Ismail Menk氏が出したコメントのリツイートだった。Menk氏はその後、自身のツイッターアカウントから、「犯人は裁きを受けなければならない」と、非難のメッセージを投稿した。

 また、同容疑者は犯行後、あるツイッターユーザーに対して「神は死者を嫌うだって? 悲劇の犠牲者だって? 笑わせるぜ。あいつら堕落してるのさ」と投稿していた。(c)AFP/Michael Mathes