【4月5日 AFP】米コネティカット(Connecticut)州で4日、同州議会が可決した銃規制を厳格化する法案にダン・マロイ (Dan Malloy)知事が署名、新法が成立した。知事によれば、新法は警察など法執行機関側に認められる準備期間を経て、今年8月1日までに施行される。

 同州では昨年12月14日、精神状態に問題を抱えていたとされるアダム・ランザ(Adam Lanza)容疑者がサンディフック小学校(Sandy Hook Elementary School)で銃を乱射し、子ども20人と大人6人を殺害する事件が発生。米国内ではこれを受け、すでにニューヨーク(New York)州、コロラド(Colorado)州で銃規制を強化した新法が成立している。

 コネティカット州の新法では、ランザ容疑者が使ったブッシュマスター(Bushmaster)AR-15を含む100種類以上のライフル銃が新たに所有を禁止されるなど、軍仕様ライフルの販売禁止対象が大幅に拡大された。

 また、10発以上の銃弾が入る大型の弾倉の販売が禁止され、すでに所持されているものについては登録が義務付けられた。さらに、銃を購入する際の身元調査の手続きが強化され、購入が認められる最低年齢が18歳から21歳に引き上げられた。  このほか新法は米国内で初めて、銃にかかわる罪で有罪判決を受けた経歴がある者の登録簿の作成を定めた。(c)AFP/Sebastian Smith