【4月4日 AFP】キプロスのハリス・ゲオルギアデス(Haris Georgiades)新財務相(40)が3日、就任した。2日に辞意を表明したミハリス・サリス(Michalis Sarris)前財務相の後任。

 新財務相はニコス・アナスタシアディス(Nicos Anastasiades)大統領との会談の中で、「今日の状況は厳しいかもしれないが、中長期的見通しは明るい。われわれは痛手を受けたが、必ず克服する自信がある」と述べた。

 キプロス政府が国際通貨基金(IMF)、欧州連合(EU)、欧州中央銀行(ECB)との交渉でまとめた100億ユーロ(約1兆2000億円)の支援条件については、「すべての期限、目標を順守する」と断言。具体的には、肥大した銀行部門を大幅に縮小するほか、増税、公共部門の雇用削減、一部の国有企業の民営化を実施する。

 当初2016年までとされていた財政再建策の実施期限は2018年へと2年延長された。(c)AFP/Charlie Charalambous