【3月24日 AFP】(写真追加)照明を消して気候変動への意識を高めようというイベント、アースアワー(Earth Hour)が23日夜、世界各地で行われ、現地時間の午後8時30分から1時間にわたって観光名所やビル群の照明が消された。

 仏パリ(Paris)のエッフェル塔(Eiffel Tower)でも照明が消されたが、安全への配慮から5分間にとどめられた。ロシア・モスクワ(Moscow)ではクレムリン(Kremlin)など約90か所でアースアワーが行われた。クレムリンはウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の決定を受けて初めて60分間にわたって照明を落とした。

 日本では東京タワー(Tokyo Tower)で来場者が自転車のペダルをこいで卵形のアート作品を照明する電力を起こしたほか、広島平和記念資料館(Hiroshima Peace Memorial Museum)も暗闇に包まれた。

 アースアワーはオーストラリア・シドニー(Sydney)で2007年に始まった。主催者によると今年は初参加のパレスチナ自治区、チュニジア、スリナム、ルワンダなど150を超える国と地域でアースアワーへの参加が表明された。(c)AFP