【3月25日 MODE PRESS WATCH】2月9日から17日にかけて開催された13/14年秋冬ニューヨークコレクションで、「ティビ(Tibi)」や「ビリー・リード(Billy Reid)」をはじめ全17ブランドのバックステージにメイクアップチームで参加した「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」。日本からは、ナショナル メイクアップアーティストのHIROKIも加わり、腕を振るった。最先端のトレンドを現場でみてきたHIROKIに、来シーズンのメイクトレンドについて聞いた。

■13/14年秋冬メイクトレンド/ナショナル メイクアップアーティスト HIROKI

 全体的なメイクの特徴は、フローレンスでふんわり、柔らかな雰囲気。肌もメイクの色づかいも“質感”が特徴的で、ナチュラルマットな仕上がりが主流です。

 肌は“フローレス・スムース・イーブン”をキーワードにした、ナチュラルマットで軽さのある仕上がりがトレンド。目の下のコンシーラーは極端に明るくせずに肌になじませ、影を作るのにもブロンザーではなく深い色のプレストパウダーで自然な陰影を表現します。

 アイメイクは茶系シャドウが多く、完璧なグラデーションではなく、シンプルな1、2色づかいで、マットな質感と自然な立体感がポイントになります。一部ブランドを除けば、アイラインはさり気なく入れる程度でライン傾向は落ち着き気味。代わりに、ボリュームタイプの“マスカラ”を根元からしっかりつけて仕上げます。
 
 チークは、肌なじみの良い色をやや広めに入れ、ふんわりとソフトに仕上げるのがポイント。リップは、肌なじみの良いマットなベージュ系、または際立つレッド系の両極端ですね。ベージュ系はよりマットに仕上げるために上にフェイスパウダーを載せるというテクニックもあります。レッドリップは指でつけるとくっきりしすぎずカジュアルに見せられます。(c)MODE PRESS