【3月21日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選に臨むスペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督が20日、26日に対戦するフランス代表を脅威だと感じているとコメントした。

 スペインは予選開幕当初グループIの突破の最有力候補とされていたが、昨年10月の本拠地でのフランスとの対戦では引き分けており、26日にパリ(Paris)で行われる試合に敗れればフランスにグループ首位の座を奪われる危機にある。

 そのためデルボスケ監督は、ディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督率いるフランスの力を侮ってはならないと気を引き締め、次のようにコメントした。

「もちろん、油断するつもりはない。フランスには大きな敬意を払っているし、今は我々とフランスとの間に大きな差はない。うちの選手と同じくらい素晴らしい選手がフランスにはいる」  

フランスは、10月16日にマドリード(Madrid)で行われた対戦では追いついて1-1の引き分けに持ち込み、2010年サッカーW杯南アフリカ大会を制し、昨年には欧州選手権2連覇を果たしたスペインに痛手を負わせた。

 その試合についてデルボスケ監督は、「フランスは後半に良くなった。マチュー・ヴァルブエナ(Mathieu Valbuena)が入って大きく変わった」とフランスの好戦に報いる結果だったとコメントした。

 フランスとの再戦にあたって監督は、けがで出場できない主将のGKイケル・カシージャス(Iker Casillas)の代役を決める必要があり、現在候補に挙がっているリバプール(Liverpool)のホセ・マヌエル・レイナ(Jose Manuel Reina)とFCバルセロナ(FC Barcelona)のビクトル・バルデス(Victor Valdes)が先発の座を争っている。

 監督は2人について、「どちらも経験のあるキーパーだ。年齢も同じで、ともに安心して見ていられる選手」とコメントした。(c)AFP