【3月18日 AFP】スリランカで15日、腕に仏像のタトゥーを入れた英国人観光客が、仏教を冒とくしているとして入国を拒否された。現地紙ランカディーパ(Lankadeepa)が16日、報じた。  

 報道によると、この英国人男性は15日夜、コロンボ・バンダラナイケ(Bandaranaike)国際空港で入国を拒否された。ランカディーパ紙は入国管理局員の話として、入国審査でタトゥーについて質問された男性が仏教を極めて軽視した発言をしたため、「入国後にそのような意見を口にすれば男性の身に危険が及ぶ恐れがある」と判断したと伝えている。  

 空港当局者は報道内容の事実関係を認めたものの、詳細についてはコメントを拒否した。  

 仏教徒が人口の多数を占めるスリランカは、仏教への脅威とみなされるものに対して非常に神経質だ。昨年8月には、仏像にキスをしたフランス人観光客3人が、仏教を冒とくしたとして禁錮6月、執行猶予5年の判決を受けている。(c)AFP