【3月17日 Relaxnews】子作りには男性の精子がより健康な冬から春先が最適だとするリポートが、イスラエルの研究チームによってまとめられた。英大衆朝刊紙デーリー・メール(Daily Mail)が報じた。

 同紙によると、研究チームが2006年1月から09年7月までの間に不妊治療を受けた男性6000人超の検体を調査したところ、冬の期間中は運動が活発で、異常が少ない精子が多かった。秋に出産が集中する理由とみられる。春以降は精子の質が徐々に低下した。

 精子がなぜ冬に健康かは不明であるものの、研究チームは、温暖な気温や日光を浴びること、ホルモンの変動が精液に悪影響を及ぼすと理論づけている。

 研究リポートは、米医学専門誌「American Journal of Obstetrics and Gynecology(米国産科学・婦人科学ジャーナル)」に掲載されている。(c)Relaxnews/AFPBB News