脳波で絵を描く新技術、まひ患者向けに開発 独技術見本市
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【3月7日 AFP】まひ患者が脳の力だけを使って芸術作品を作ることを可能にするコンピュータープログラムが、ドイツ北部ハノーバー(Hannover)で開催中の世界最大の情報技術見本市「CeBIT」で注目を集めている。
オーストリアの企業g-tecが開発したこのシステムでは、ユーザーはまず脳の活動を測定する帽子をかぶる。画面に点滅するアイコンに意識を集中させることにより、この帽子がアイコンと結びつけられた特定の活動を認識し、ユーザーはコンピューターに実行して欲しいことを選択肢の中から選ぶことができるという。
同社販売部長によると、アーティストとなったユーザーは脳の力を使ってさまざまな形や色を選択し、簡単な絵を描くことができる。直線を引くことも可能だという。
脳波測定用の帽子やソフトウエアなどを含むシステム全体の価格は1万2000ユーロ(約150万円)。重い障害のある患者による試験にも既に成功したという。(c)AFP
オーストリアの企業g-tecが開発したこのシステムでは、ユーザーはまず脳の活動を測定する帽子をかぶる。画面に点滅するアイコンに意識を集中させることにより、この帽子がアイコンと結びつけられた特定の活動を認識し、ユーザーはコンピューターに実行して欲しいことを選択肢の中から選ぶことができるという。
同社販売部長によると、アーティストとなったユーザーは脳の力を使ってさまざまな形や色を選択し、簡単な絵を描くことができる。直線を引くことも可能だという。
脳波測定用の帽子やソフトウエアなどを含むシステム全体の価格は1万2000ユーロ(約150万円)。重い障害のある患者による試験にも既に成功したという。(c)AFP