【3月3日 AFP】ドイツの週刊誌フォークス(Focus)は2日、2月に行われたイタリア総選挙で躍進した新興政治勢力「5つ星運動(M5S)」を率いる元コメディアンのベッペ・グリッロ(Beppe Grillo)氏(64)が、経済危機に見舞われているイタリアの公的債務の再交渉をしたいと考えていると報じた。

 グリッロ氏は「われわれは押しつぶされそうになっている。ユーロにでなく、借金によってだ」、「(公的債務の)年間の支払い費が1000億ユーロ(約12兆円)に達したら私たちはおしまいだ。債務の再交渉以外に代案はない」とフォークス誌に語った。

 グリッロ氏はイタリアの政治に与えられた猶予は半年しかなく、イタリア政府は年金や公務員の給与を支払うことができなくなる恐れもあると述べるとともに、返済義務が変更されなければイタリアはユーロを離脱してイタリアリラに戻った方が良いだろうという考えも示した。

  先週発表された公式統計によると、昨年のイタリアの経済成長率はマイナス2.4%で、国内総生産(GDP)に対する公的債務の比率は2011年の120.8%から、127%に上昇。これはユーロ圏ではギリシャの次に高いレベルとなっている。(c)AFP