【2月28日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は27日、2011年から12年にかけてイタリアで八百長に関与したとされる選手および関係者70人に対する活動禁止処分を全世界に適用すると発表した。

 12年にイタリアで発覚した一連の八百長スキャンダルでは、直接の容疑のほかに、不正行為の隠ぺい、不正賭博、組織の買収に関わっていたとして、総勢106人が告発された。

 イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)を11-12シーズンのリーグ王者に導いたアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、シエナ(AC Siena)を率いていた10-11シーズンに八百長に関する情報を知りながらも提供しなかったとして4か月の監督資格停止処分を受けていた。

 その後も続々と容疑が発覚し、関与したとされる関係者にはそれぞれ1か月の活動禁止から永久追放までに至る処分が科せられたが、FIFAの懲罰委員会は現時点で継続中の罰則について、イタリア国外にも適用範囲を広げるとした。(c)AFP