【2月25日 AFP】28日に退位するローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI、85)は24日、バチカンで退位前では最後の日曜礼拝に姿を現した。

 ベネディクト16世は、「神が私に、今以上に祈りと瞑想に打ち込めるよう山へ登りなさいとおっしゃった。だがそれは教会を見捨てるという意味ではない」と語った。

 この日は、退位前の法王の姿を見ようと、通常の日曜日よりかなり多い約10万人が集まり、拍手と歓声で法王を迎えた。

「私はこれまでと同様に献身的な愛をもって尽くしていくが、それは年齢と体力に適した尽くし方になるだろう」と法王。最後には集まった人々に対し、「私たちはいつまでも一緒だ」と呼びかけ、感謝の気持ちを表した。(c)AFP/Jean-Louis DE LA VAISSIERE