【2月21日 Relaxnews】世界各国のホテルについてサービスや立地、客室、アメニティなどの評判をネット上の口コミから調査したところ、ヒルトン(Hilton)、マリオット(Marriott)、フォーシーズンズ(Four Seasons)の有名高級ホテルが各項目で堂々の上位を占めた。

 調査を実施したのは市場調査会社MavetMagnet。2012年5~10月の間にソーシャルネットワークサイト(SNS)やネットフォーラム、ウェブサイトなどに書き込まれたやりとり計1万8000件を、ホテル名への言及と肯定的な内容の回数で測る「Conversational Relevance」(言葉からみた適合度)によって分析した結果、最も話題に上り、高い評価を得ていたのがこれらの3ホテルだった。

 ネット上で最も頻繁に言及されるホテルの「サービス」や「立地」の項目で、肯定的な内容の割合が最も高かったのはヒルトン(58%)。次いでマリオット(56%)、フォーシーズンズ(51%)だった。

 ホテルの利用者がSNSやブログなどネット上で重要と指摘した要素は、「眺望」から「シャワーの水圧」まで多岐にわたった。このうち「シャワーの水圧」ではリッツカールトン(Ritz Carlton)とヒルトンの評価が最も高かった。一方、「サービス」とホテル・ブランドの「名声」では、フォーシーズンズが高評価だった。

■ベッドより重要な「シャワーの水圧」

 この他に利用客が重視する点は、ホテルから近くの娯楽施設などへのアクセスの利便性だ。ネット上でのホテル関連口コミのうち65%近くが、このような「ホテルの機能性」に関するものだった。また客室の広さやコネクティングルームの可否、利用可能なハイテク機能も、最も重要な要素の1つに挙がっている。さらにベッドの快適さよりも、シャワーの水圧の方が重要と見られていることも分かった。

 宿泊客の個人的な依頼や要望へのスタッフの対応についても、ネット上で頻繁に話題に上っており、家族旅行者たちが特に室内の騒音を気にしていることも明らかになった。

 一方、MavetMagnetとは別に、ソーシャルメディアでの各種影響力を測るクラウト(Klout)が公表した2月18日時点の各ホテルの影響力スコアでは、MGMグランド・ラスベガス・ホテル(MGM Grand Las Vegas)、シーザーズ・パレス(Caesars Palace)、マンダレイ・ベイ・リゾート&カジノ(Mandalay Bay Hotel and Casino)、パームス・カジノ・リゾート(Palms Casino Resort)など、米ラスベガスのホテルが上位に名を連ねている。(c)Relaxnews/AFPBB News