【2月19日 AFP】バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)決勝トーナメント1回戦第1戦を19日に控え、アーセナル(Arsenal)のアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)は、不振が続くチームに対し、復調するには過去の教訓から学ぶ必要があると主張した。

 アーセナルは16日に行われたFAカップ(FA Cup 2012-13)5回戦でチャンピオンシップリーグ(2部)所属のブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)に敗れており、8シーズン連続で無冠に終わる可能性が現実味を帯びてきている。

 キャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2012-13)でフットボールリーグ2(4部)のブラッドフォード・シティ(Bradford City)に敗れ、準々決勝敗退に終わっているアーセナルは、現在イングランド・プレミアリーグで首位のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に勝ち点21差をつけられている。

 欧州チャンピオンズリーグで決勝トーナメント常連のアーセナルだが、過去2シーズンではFCバルセロナ(FC Barcelona)とACミラン(AC Milan)に敗れており、ベスト16の壁を突破できていない。

 05-06シーズンに決勝まで勝ち残った実績を持ちながらも、11-12シーズンは敵地で行われたミランとの初戦に0-4で敗れているアーセナルに対し、ラムジーは本拠地で迎えるバイエルンとの第1戦で勝負を投げ出してはならないと述べた。

 ラムジーは「バイエルン戦は厳しい試合になると思うが、試合が始まればどこが相手でも良いプレーを披露する自信がある。試合当日の夜に僕らはスイッチを入れなければならない」と語った。

 FCバルセロナと対戦した2010-11シーズンにアーセナルは、ホームで行われた第1戦を2-1で先勝しながらも、敵地カンプ・ノウ・スタジアム(Camp Nou stadium)で行われた第2戦に1-3で敗れ、2試合合計スコア2-3で敗退している。

 ラムジーはホームで結果を残したFCバルセロナとの第1戦を引き合いに出し、19日の試合でも同様に素晴らしいパフォーマンスを披露すべきだと語った。

「バルセロナとの試合では幸先の良いスタートを切れたけれど、勢いを第2戦までつなげることができなかった。ミランとの第1戦は大きな挫折となったが、ホームで行われた第2戦では逆転できるところまで追い詰めた。(3-0で勝利)」

「ホームでの第1戦で優位に立ちたい。アウェーでの試合については、チームの経験値が上がっていると信じている」

(c)AFP/Tom Williams