【2月17日 AFP】エストニア南部のビリャンディ湖(Lake Viljandi)で16日、毎年恒例の釣りコンテスト、エストニア・ゴールド・フィッシュ·フェスティバル(Estonian Gold Fish Festival)が開かれ、賞金5万ユーロ(約625万円)の大当たりを狙う6500人の太公望(釣り好きな人)が参加した。

 大会の1週間前に印をつけた130匹の魚が湖に放流された。大当たりを獲得するには印の付いた3種の魚17匹以上と大当たりの印の付いた魚を釣り上げなければならない。しかし主催者は、残念ながら5万ユーロの魚を釣り上げた人はいなかったと発表した。

 エストニアのタルトゥ(Tartu)から来た看護学生のMerike Maetagaさん(28)が3000ユーロ(約37万円)の印の付いた魚を釣り上げ、その日で最も高額の賞金を獲得した。

「私はただ楽しみのためだけに来ていたので、今日一番の賞金を手に入れられて驚きです。父が釣りに連れて行ってくれた子供の頃から釣りをしています​​」と、彼女はAFPに語った。

 バルト3国のひとつであるエストニアは人口約130万人の小国。主催者によると釣りはエストニアで最も人気のある趣味のひとつで、厚さ30センチの氷に覆われた湖で行われた今回のフェスティバルには約8000人が訪れたという。審判のMartin Meierさんは「世界最大級の釣りコンテストです」と語った。(c)AFP