【2月15日 AFP】 ベルリン国際映画祭(Berlin International Film Festival)で14日、故リバー・フェニックス(River Phoenix)の遺作『ダーク・ブラッド(Dark Blood)』が上映され、23歳で急逝した若きスターが銀幕に再登場を果たした。映画撮影から実に20年後の上映になる。

 同作品はフェニックス生前最後の映像とされている。主役のフェニックスが薬物過剰摂取で急死したのは、映画完成予定の10日前だった。

 オランダ人のジョルジュ・シュルイツァー(George Sluizer)監督(80)は、2009年に映画制作を再開。欠けたシーンは、静止画像に自らナレーションを乗せて補った。90分弱のストーリーは、放射線被ばくで妻を亡くし、砂漠の核実験施設に住むネイティブ・アメリカン系の青年を中心に展開する。(c)AFP/Deborah Cole