【2月13日 AFP】政情不安定なタイ深南部ナラティワート(Narathiwat)県で13日、重武装した約100人の一団が政府軍の基地を襲撃、武装グループのうち少なくとも16人が死亡した。

 同県駐留部隊のSomkiat Pholprayoon司令官によると、約8年前から紛争状態にある同地域でもまれにみる大規模な攻撃だった。武装グループは軍服を着ており、AK47やM16などの攻撃用ライフルを持っていたという。

 襲撃後、基地から逃走した武装グループ約60~70人の行方を、軍と警察計100人の合同部隊が激しく追跡している。

 2004年以降、タイ深南部3県では自治権の拡大を求める反政府勢力が活動しており、銃撃や爆弾による攻撃が日常的に発生している。(c)AFP