【2月10日 AFP】フィギュアスケート四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2013)は9日、大阪で行われ、男子シングル・フリースケーティング(FS)ではショートプログラム(SP)で首位に立った羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が158.73点を記録し、合計246.38点で2位に入った。

 2012-13シーズンの全日本選手権王者で、SPの世界歴代最高得点を持つ羽生は、リッカルド・コッチャンテ(Riccardo Cocciante)氏作曲のミュージカル「ノートルダム・ドゥ・パリ(Notre Dame de Paris)」の楽曲で演技したFSで、最初の4回転ジャンプは成功したものの、続くジャンプで4回転サルコーの予定が2回転に終わると、3回転ルッツでもミスを犯した。

 その一方で、4回転ジャンプを3度成功させたカナダのケヴィン・レイノルズ(Kevin Reynolds)が合計250.55点で国際大会初優勝を飾った。レイノルズはアンドレ・マシュー(Andre Mathieu)の「ピアノ協奏曲第4番(Concerto No. 4)」 に乗せたFSで自己最高となる172.21点を記録し、SP6位から逆転で優勝を手にした。

 前シーズン、中国出身の選手としては初めてジュニア世界王者に輝いていた中国の閻涵(Yan Han、ハン・ヤン)が、シニアデビューとなった大会で合計235.22点を記録し、3位に入った。

 日本勢では高橋大輔(Daisuke Takahashi)が合計222.77点で7位、無良崇人(Takahito Mura)が218.08点で8位となった。

 22歳のレイノルズという同郷のライバルが出現したパトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)だが、3月にカナダのオンタリオ(Ontario)州ロンドン(London)で行われる2013世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2013)での連覇に照準を合わせているため、今大会は出場を見合わせた。(c)AFP