【2月10日 AFP】(記事更新)フィギュアスケート四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2013)は9日、大阪で行われ、女子シングル・ショートプログラム(SP)で浅田真央(Mao Asada)が74.49点を記録し、首位に立った。

 2シーズンぶりにトリプルアクセルを決めた浅田に続き、2012年世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2012)銅メダルの鈴木明子(Akiko Suzuki)が65.65点で2位、2010年世界ジュニア選手権(ISU World Junior Figure Skating Championships 2010)覇者の村上佳菜子(Kanako Murakami)が64.04点で3位と続き、日本勢が上位を独占した。

 浅田はジョージ・ガーシュイン(George Gershwin)の『アイ・ガット・リズム(I Got Rhythm)』に乗せて、序盤から難易度の高いトリプルアクセルを成功させると、その後コンビネーションジャンプとトリプルループも決めた。また、ステップとふたつのスピンで最高難度のレベル4の評価を獲得し、今季ベストで、自己最高に1.35点と迫る得点を記録した。

 安藤美姫(Miki Ando)が優勝し、自身は2位に終わった2011年大会(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2011)以来、初めてトリプルアクセルを飛んだ浅田は「今年からトリプルアクセルを復活させると宣言していたので、出来てよかった。練習を信じて思い切りいこうと思った。すごく嬉しい」とコメントし、以前は力み過ぎていたが、今は身構えせずにできるようになったと語った。

 3月にカナダのオンタリオ(Ontario)州ロンドン(London)で開催される世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2013)で、韓国の金妍児(Yu-Na Kim、キム・ヨナ)と相対することになる浅田は、「この調子を明日(10日)のフリースケート(FS)とその後の世界選手権に繋げたい」と語った。

 2008年と2010年の世界選手権を制覇している浅田は、グランプリ(GP)ファイナルを含む今季出場した4大会すべてで優勝を飾っている。(c)AFP