【2月9日 AFP】フィギュアスケート四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2013)は8日、大阪で行われ、男子シングル・ショートプログラム(SP)で羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が首位に立った。

 2012-13シーズンの全日本選手権王者である羽生が、世界ジュニア王者ハン・ヤン(Yan Han、中国)の得点を上回り、首位発進した。

 ゲイリー・ムーア(Gary Moore)の「パリの散歩道」を選曲した18歳の羽生は、冒頭の4回転ジャンプとトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させたが、3回転ルッツと3回転トーループのコンビネーションジャンプで3回転ルッツが1回転となった。

 3種類のスピンでそれぞれレベル4の最高評価を獲得し87.65点を記録した羽生は、「なぜルッツでミスしたのか。気持ちいいのか、悪いのか分からない。意識が散漫になって、ジャンプを急ぎ過ぎたのかもしれない」と語った。

 また羽生は、9日に行われるフリースケーティング(FS)に向けて「ミスをしないよう心がけて最後まで集中したい」と述べている。

 一方、この大会でシニアデビューを飾った16歳のハンは85.08点で2位に入り、米国のリチャード・ドーンブッシュ(Richard Dornbush)が83.01点で3位につけた。

 2012-13シーズンのグランプリ(GP)ファイナルで優勝した高橋大輔(Daisuke Takahashi)は、最初の4回転ジャンプの着氷が乱れ、続くトリプルアクセルでも転倒するなど82.62点で4位だった。無良崇人(Takahito Mura)は78.03点で8位と出遅れている。(c)AFP