【2月8日 AFP】(一部更新)マグニチュード(M)8.0の大地震に見舞われた太平洋の島国ソロモン諸島では、地震発生から2日たっても強い余震が続き、救援活動が難航している。当局は8日、これまでに13人の死者が確認されたと発表した。震源に近い東部ネンドー(Ndende)島沿岸部では最大で20の村が津波に襲われ、住宅を流された被災者は6000人に上るとみられる。

 首都ホニアラ(Honiara)から600キロメートル以上離れた被災地では、最大都市ラタ(Lata)の空港の滑走路のがれきは取り除かれたが、相次ぐ余震のため航空機の着陸が難しく、救援活動は進んでいない。さらに、8日朝に起きたM6.6の余震で滑走路が損傷した可能性があり、被災地の視察に向かったソロモン諸島のゴードン・ダルシ・リロ(Gordon Lilo)首相を乗せた飛行機は首都に引き返したという。

 政府の防災当局によると、被災地では余震を恐れて住民が物資を取りにいけず、厳しい環境の中で避難生活を送っているという。(c)AFP/Dorothy Wickham