【2月8日 AFP】ドイツのベルリン(Berlin)で7日、第63回ベルリン国際映画祭(Berlin International Film Festival)が開幕し、審査員長も務める香港のウォン・カーウァイ(王家衛、Wong Kar-wai)監督(54)の新作『一代宗師(The Grandmaster)』がオープニングを飾った。

 『一代宗師』は、往年のカンフー映画スター、ブルース・リー(Bruce Lee)の師である伝説的な武術家イップ・マン(葉問、Yip Man)が主人公の作品。『花様年華(かようねんか)(In the Mood for Love)』(2000年)でも主演したウォン監督映画の常連、トニー・レオン(梁朝偉、Tony Leung)や『グリーン・デスティニー(Crouching Tiger, Hidden Dragon)』(2000年)などに出演した北京生まれの女優チャン・ツィイー(章子怡、Zhang Ziyi)らが出演している。

 ベルリンに先駆けて先月公開された中国では、映画評で絶賛され、爆発的な興行成績をあげている。オリジナル版は2時間を超える超大作だが、国際公開版はやや短縮されている。

 欧州の主要映画祭の中で年明け最も早く開催されるベルリン国際映画祭は、伝統的に政治的なテーマを扱った作品が多いことが特徴だ。

 今年のコンペティション部門には、欧州経済危機が人々に与えた影響を描いた作品や、東欧の激動の20年をとらえた作品、米国のインディペンデント系監督の作品など19作品が参加。最高賞の金熊賞(Golden Bear)と銀熊賞(Silver Bear)は16日に発表される。(c)AFP/Deborah Cole