【2月8日 AFP】防衛省は7日、北海道・利尻島沖の上空でロシアの戦闘機「SU27」2機が日本の領空を侵犯したため、航空自衛隊のF2戦闘機4機が緊急発進(スクランブル)したと発表した。国内メディアの報道によると、ロシアの領空侵犯は2008年2月以来約5年ぶり。

 ロシア機は1分余り領空を侵犯した。安倍晋三(Shinzo Abe)首相はこの少し前、日露間で数十年にわたり続く北方領土問題に対する「双方が受け入れ可能な解決策」を模索する意向を表明していた。

 外務省はロシア側に今回の領空侵犯に対する抗議を行った。一方、ロシア軍報道官は領空侵犯の事実を否定する声明を出している。(c)AFP/Hiroshi Hiyama