【2月7日 AFP】6日にマグニチュード(M)8.0の大地震に見舞われた太平洋の島国ソロモン諸島では7日、津波で被災した集落の救援活動が急がれている。当局はこれまでに6人の死亡が確認されたと発表したが、孤立した地域もあることから死者数は今後増える恐れがある。

 6日の地震によって発生した津波は、ソロモン諸島東部サンタクルーズ諸島ネンドー(Ndende)島沿岸部の集落一帯を襲った。国際NGOワールド・ビジョン(World Vision)によると、ベンガ(Venga)村では津波による海面の上昇で住宅が10メートル前後動いた。また、ネラ(Nela)村では住宅の95%が流されたという。

 地元の赤十字(Red Cross)によると、被災地域は首都ホニアラ(Honiara)から600キロメートル以上離れている上、現地の空港が滑走路内のがれきのため閉鎖されていて救援活動は難航している。赤十字のキャメロン・ブディ(Cameron Vudi)氏は、被害状況把握のため7日に偵察飛行を行うが、初期報告で少なくとも460棟の家屋が破壊されたと述べた。(c)AFP