【2月5日 AFP】パキスタンでイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban PakistanTTP)」に頭を銃で撃たれ、イギリスの病院で手術を受けた少女マララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)さん(15)のコメントが4日、事件後初めて公開された。

 2日に行われた手術の前に撮影されたビデオメッセージで、マララさんは「皆さん、私は生きています。話すこともできるし、みんなの姿を見ることもできます。私は日に日に良くなっています」と、英語ではっきりと語っている。

「皆さんが私のために祈りをささげてくれたからです。そのおかげで、私か神から新しい、第2の人生を授かることができました。私はこれからも人々のために、すべての少女、すべての子どもが教育を受けられるように尽くしていきます」

 女性が教育を受ける権利を訴える運動をしていたマララさんは昨年10月9日、パキスタンのタリバン勢力に至近距離から頭を撃たれ重傷を負った。パキスタンで応急手術を受けた後、英イングランド中部バーミンガム(Birmingham)の病院で頭蓋骨修復手術が行われた。(c)AFP