【2月1日 AFP】黄金を愛する国として有名なインドで、指輪やネックレスでは物足りなかったある男性実業家が、「黄金のシャツ」を制作した。

 22金のピース1万4000個を15人の職人が16日間かけてつなぎ合わせたシャツは、時価1270万ルピー(約2200万円)相当。6つあるボタンはスワロフスキー(Swarovski)製クリスタルで、シャツの重さは3.32キログラムにもなる。現在、「世界で最も重いシャツ」としてギネス世界記録(Guinness World Record)に申請中だ。

 このシャツの持ち主は西部マハラシュトラ(Maharashtra)州在住のダッタ・プゲ(Datta Phuge)さん(42)。「若いときから金が大好き」で、身に着けるアクセサリーも全て金だというプゲさんは昨年、宝飾業界で働く地元の友人と「金を使って他の誰もやったことのない何かをやれないだろうか」と考え、黄金シャツの制作を思いついたという。

 完成したシャツは普段は自宅に鍵を掛けてしまってあるが、特別な日にはこれを取り出して、おびただしい数の金のアクセサリーと一緒に着るという。

 金融会社を経営しながら社会福祉にも熱心に取り組んでいると語るプゲさん。ゆくゆくは政界に進出したいという野心も抱いている。(c)AFP