【1月23日 AFP】イギリスのヘンリー王子(Prince Harry)がアフガニスタンでの攻撃ヘリコプター副操縦士としての任務をビデオゲームに例えた発言を受け、同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)の報道官は22日、「王子は心の病気だ」と非難した。

「49か国の強力な軍隊がこの地に来て、イスラム聖戦士との戦いに敗れつつあるなか、あの王子はこの戦争をプレイステーション(PlayStation)だか何だかのゲームと比較してくれた」と、タリバンのザビウラ・ムジャヒド(Zabiullah Mujahid)報道官はAFPに語った。

 ヘンリー王子はアフガニスタン南部ヘルマンド(Helmand)州での5か月にわたる任務で、ヘリからのミサイル攻撃などで多くのタリバン兵士を殺害した。任務終了後の21日に公開されたインタビューで王子は操縦室の武器システムの操作は「楽しいよ。僕はプレイステーションやXboxで遊ぶのが大好きな人間だから」と答えていた。

「とはいえ、われわれは王子のコメントを真に受けてはない。」と、ムジャヒド報道官は言う。「アフガニスタンに来た外国兵士が、心の病を患っていくのをたくさん見てきたからな」

 ムジャヒド報道官はまた「王子の拘束か殺害をずっと狙ってたが、たいがい安全で警備された地下などに潜んでいた」と語った。(c)AFP/ Usman Sharifi