【1月22日 AFP】フィリピンのアルバート・デルロサリオ(Albert del Rosario)外相は22日、南シナ海(South China Sea)の領有権問題について、国連海洋条約(United Nations Convention on the Law of the Sea)に基づいて仲裁裁判所に中国を提訴したことを発表した。

 デルロサリオ外相は記者会見で「フィリピンは、平和的な交渉で中国と海洋問題で合意するためのほぼすべての政治的外交的手段を使い果たした。仲裁法廷がこの問題に恒久的な解決をもたらすことを期待する」と語った。

 同外相によると、フィリピン政府は在フィリピン中国大使に対し、1982年の国連海洋条約に基づいて中国を訴えることを伝えたという。国連海洋条約は中国とフィリピンの両国が批准している。(c)AFP