【1月16日 AFP】外交筋によると、アルジェリア南部イナメナス(In Amenas)で16日、英エネルギー大手BPが操業する石油プラントをイスラム系武装勢力が襲撃し、日本人を含むとみられる数人を拘束した。この襲撃で1人が死亡し、7人が負傷したという。

 武装勢力はAFPの電話取材に対し、自分たちはフランス軍が軍事介入しイスラム勢力を攻撃している隣国マリから来たと語り「われわれは(国際テロ組織)アルカイダ(Al-Qaeda)のメンバーだ。マリ北部から来た。モホタール・ベルモホタール(Mokhtar Belmokhtar)率いる『ハレド・アブル・アッバス旅団(Khaled Abul Abbas Brigade)』に属している」と述べた。

 失明した目を眼帯で覆っていることで知られるベルモホタール幹部は、アルカイダのアフリカ北部の支部にあたる「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(Al-Qaeda in the Islamic MaghrebAQIM)」の歴史的指導者の1人として知られる。(c)AFP