【1月15日 AFP】気管支炎や細菌感染などで2か月以上にわたって入院していたジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)元米大統領(88)が14日、退院した。

 担当医は「帰宅しても特別な薬物治療が不必要な状態にまで回復しているが、今後も理学療法は続けていく」と話している。

 存命の元米大統領では最高齢のH・W・ブッシュ氏は、11月7日に米テキサス(Texas)州ヒューストン(Houston)のメソジスト病院(Methodist Hospital)に入院。その12日後にいったん退院したが、せきが悪化したため4日後に再入院していた。

 妻のバーバラ(Barbara Bush)さんと共に14日正午(日本時間15日午前3時)すぎに病院を後にしたH・W・ブッシュ氏は、その後発表した声明で、病院スタッフに感謝の意を表するとともに、「友人や国民の皆さんに頂いたたくさんのメッセージに感激しています。皆さんの祈りやお言葉は、皆さんの想像以上に助けになりました」と述べた。

 同氏の広報担当者、ジム・マクグラス(Jim McGrath)氏はAFPに、元大統領夫妻は病院を後にするとすぐにヒューストン西部にある自宅に戻ったと話した。自宅でも「体力をつけるトレーニングまたは調整」を受ける予定だという。(c)AFP