【1月14日 AFP】フランス軍は13日、イスラム過激派が制圧していたマリ北部の主要都市ガオ(Gao)とキダル(Kidal)州でイスラム過激派の拠点を空爆した。

 マリ暫定政府によるイスラム過激派への攻撃を支援するため11日に軍事介入に踏み切ったフランスは介入3日目となる13日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装勢力のガオの拠点を空爆。キガリでは反政府勢力が弾薬や燃料を貯蔵していた場所を攻撃した。

 空爆にはラファール(Rafale)戦闘機、ミラージュ(Mirage)戦闘機、ガゼル(Gazelle)ヘリコプターが使用された。教師だというガオの住民は、空爆で拠点を破壊された武装勢力は1人残さずガオから逃走したと話した。

 10か月前からイスラム過激派の苛烈な支配下にある北部の砂漠都市トンブクトゥ(Timbuktu)では、住民の間で仏軍戦闘機の到来を心待ちにする声が聞かれた。

 国連安全保障理事会(UN Security Council)はフランスの要請を受けて14日にマリ情勢について協議する。一方、フランス国内ではイスラム過激派による報復に対する警戒態勢が取られている。(c)AFP/Serge Daniel