【1月10日 AFP】2013年の野球殿堂入り(Baseball Hall of Fame)選手の投票結果が9日に発表され、全米野球担当記者協会(Baseball Writers Association of AmericaBBWAA)による投票は1996年以来17年ぶりに選出者なしに終わった。

 バリー・ボンズ(Barry Bonds)氏とロジャー・クレメンス(Roger Clemens)氏が殿堂候補に初めて名を連ねたが、運動能力向上剤の使用疑惑でそのキャリアを汚した両氏は選出されなかった。該当者なしは通算で8度目となっている。

 殿堂選出のためにはBBWAAの569記者による投票で、75パーセント以上の得票数を集めなければならない。

 今回、最多得票を集めたのは、米大リーグ(MLB)のヒューストン・アストロズ(Houston Astros)で二塁手として活躍したクレイグ・ビジオ(Craig Biggio)氏だったが、68.2パーセントの得票数にとどまり、殿堂入りまで39票足りなかった。

 一方、実働22シーズンで762本塁打を記録したボンズ氏は206票(36.2パーセント)、実働24シーズンでサイ・ヤング賞(Cy Young Award)に輝いたこともあるクレメンス氏は214票(37.6パーセント)の獲得に終わった。

 また、サミー・ソーサ(Sammy Sosa)氏とマイク・ ピアザ(Mike Piazza)氏も殿堂入りを逃している。(c)AFP