【1月7日 AFP】中国のパソコン大手、聯想(レノボ、Lenovo)が6日、家庭用の「テーブルトップ」型タッチパネルPCを発表した。個人で関わることの多いオンラインの存在を、家族で楽しむものに変えようというねらいだ。

 レノボが新型PC「IdeaCentre Horizon Table」を発表したのは、世界最大級の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(International Consumer Electronics ShowCES)」の開幕を控えた米ラスベガス(Las Vegas)。レノボは同製品のデビューで「インターパーソナルPC(個人と個人の間のPC)」の到来を宣言した。

 レノボのグローバルマーケティング部門責任者のディー・クマル(Dee Kumar)氏は、AFPの取材に「間違いなく新しいカテゴリーだ。世界で初めての家族で囲むテーブル向けのパソコンだ」と語った。

「Horizon」はタッチパネル操作を考慮に入れて設計された米マイクロソフト(Microsoft)の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8(Windows 8)」で動作し、最高で10本の指の動きによる入力まで同時認識できる。

 重さはおよそ8キログラム。背面にはスタンドが付いており、テレビやデスクトップPCとしても設置ができるようになっている。また、テーブルPC「Horizon」向けに複数人で楽しむことのできるゲームの開発を、ゲーム大手のユービーアイソフト(Ubisoft)やエレクトロニック・アーツ(Electronic ArtsEA)とともに手がけた。

 価格は1699ドル(約15万円)から。発売は今年中旬で、8日に開幕するCESで披露される予定だ。(c)AFP/Glenn Chapman