【1月3日 AFP】北朝鮮で最高権力を世襲してきた金一族の3代目、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記に後継ぎが生まれた可能性があると韓国メディアが報じている。李雪主(リ・ソルジュ、Ri Sol-Ju)夫人の映像を分析したところ、夫人がすでに出産した可能性があるという。

 金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記の死去から1年になる先月中旬の追悼式典を伝えた北朝鮮の国営テレビの映像では、李雪主夫人は伝統衣装チマチョゴリを身に着けており、腹部がふっくらとしていて妊娠しているように見える。

 ところが新年の祝賀パーティーに出席した最新の公式映像の夫人は、体にフィットしたスーツ姿で妊娠しているようには見えないことから、この間に金第1書記との子どもを出産したというのだ。さらには女性楽団がクリスマスソングの「ホエン・ア・チャイルド・イズ・ボーン(When a Child is Born)」を演奏したことから、夫人が出産したとの臆測はさらに高まった。

 韓国の聯合ニュース(Yonhap News)は、「テレビ映像の分析結果から李雪主夫人はすでに出産したとみられる」という韓国政府当局者の見解を報じた。(c)AFP