【1月1日 AFP】英大衆紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)は30日、副業収入を持つ同国の警察官の数はここ1年で20%近く増え、全体の約1割に当たる2万3000人余りに上ると伝えた。

 英内務省の警察検査局(Her Majesty's Inspectorate of Constabulary)のデータを基にした同紙の調査によると、2012年5月時点で、国内の全警官20万1575人のうち、2万3043人が副業を持っていた。

 副業の職種は幅広く、英国国教会の牧師、ポールダンスの講師、葬儀の棺担ぎ人、スキーのインストラクター、アイスクリーム販売員、さらには霊媒師として働く警官もいるという。

 英国では上司の許可を条件に、警官の副業が認められている。だが、国内に44ある警察組織のうち23では、警察が対価を支払って利用する民間サービスの提供元が、所属警官が経営する会社であるかどうかチェックをしていないという。(c)AFP