【12月16日 AFP】米コネティカット州(Connecticut)ニュータウン(Newtown)のサンディフック小学校(Sandy Hook Elementary School)で26人が死亡した銃乱射事件で、州検死官らは15日、銃撃犯はセミオートライフルを使用し、犠牲者のうち7人の遺体からはそれぞれ3発から11発の弾丸が見つかったと発表した。犠牲者のほとんどは6歳から7歳の小学1年生だった。

 発表前の報道では、アダム・ランザ(Adam Lanza)容疑者(20)は警察用の拳銃2丁を使用したとされていたが、警察は同日、主要な武器は対人狙撃に用いられる軍事用の「ブッシュマスター0.223ライフル(Bushmaster .223 rifle)」だったと発表した。

 子どもの犠牲者は6歳が16人、7歳が4人。大人6人は校長やカウンセラーなど、全員が女性だった。

 ランザ容疑者は、知人からは内気で、不器用、真面目な人物として知られていたが、犯罪を起こすような予兆は感じられなかったという。現地の報道によると、事件で使用された武器はランザ容疑者が小学校に向かう前に殺害したとみられる母親の名義で登録されていたが、母親もまた、目立たない真面目な住人として周囲に認識されていた。(c)AFP/Mariano Andrade and Robert MacPherson