【12月13日 AFP】12クラブW杯(2012 FIFA Club World Cup)は12日、準決勝が愛知県の豊田スタジアム(Toyota Stadium)で行われ、コリンチャンス(Corinthians)が1-0でアル・アハリ(Al-Ahly)に勝利し、決勝進出を果たした。

 パオロ・ゲレーロ(Paolo Guerrero)が挙げた1点のみで決勝進出を決めたリベルタドーレス杯2012(Copa Libertadores de America 2012)覇者のコリンチャンスだが、納得のいくプレーとは言えない試合内容に終わった。

 今大会に欧州王者として出場するチェルシー(Chelsea)への移籍がささやかれるパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho')らが在籍する南米王者に対する期待値は高かった。

 前半はアル・アハリがボールを持たせたこともありコリンチャンスが試合を支配したものの、ポゼッションをチャンスに繋げることができず、前半につかんだチャンスはごくわずかだった。

 しかし前半30分、ドウグラス(Douglas dos Santos)がペナルティーエリアに精密なクロスを上げると、これをゲレーロが頭で合わせた。ゴール隅へと流し込んだシュートをアル・アハリのGKシャリフ・イクラミ(Sherif Ekramy)は阻止できず、会場に訪れた約2万人のコリンチャンスは歓喜の声を上げた。
 
 この勝利でコリンチャンスは、チェルシーと対戦が濃厚とみられる決勝戦に駒を進めた。(c)AFP/Peter Hutchison