【12月12日 AFP】「12」の数字が3つ並ぶ2012年12月12日に結婚式を挙げるカップルは多いかもしれない──だがインドには「ぞろ目」の日付の記念日を1つならず3つも持つ珍しいカップルがいる。

 新郎のブランドン・ペレイラ(Brandon Pereira)さん(33)と新婦のエミリア・ダシルバ(Emilia D'Silva)さん(28)は、2010年10月10日に婚約。11年11月11日に婚姻届を提出し、12年12月12日にいよいよムンバイ(Mumbai)で挙式する予定だ。

 ダシルバさんは式を翌日に控えた11日、AFPに「2012年12月12日の正午、私たちは夫婦になります」と喜びを語った。ダシルバさんは婚約前、ペレイラさんのプロポーズを何度も断っていたというが、交際が始まってから10年目に、最初の「ぞろ目記念日」が近づいた。

「2010年10月10日はちょうど週末で、この日に(婚約)しないかと話し合ったんです。周りの人全員に婚約を知らせたくて、ぴったりの日付を探していました」(ダシルバさん)

 2人は盛大な結婚式を挙げるための時間とお金ができるときまで挙式を待つことにした。だが、ペレイラさんがエンジニアとして働くバーレーンに、まだ妻ではないダシルバさんが入国する手続きを簡単にするため、ひとまず婚姻届を提出することにした。この時、たまたま2011年11月11日が近かったことから、この日を提出日に選んだという。

「星占いとかそういった類いのものは2人とも信じないタイプなのですが、この時はたまたま、都合が良かったんです」(ダシルバさん)

 ぞろ目の記念日が2回も続いたため、ダシルバさんは挙式を2012年12月12日まで待ったほうが良いと思うようになった。式はムンバイ郊外のバンドラ(Bandra)にあるマウント・メアリー教会(Mount Mary Church)で行われる。

 ダシルバさんは「毎日の結婚生活が明日と同じくらい特別なものになることを願っています。なんでこんなにうまく物事が進んだのか私たちにもよく分かりませんが、こうなっちゃったんです」と語った。(c)AFP