【12月10日 AFP】12クラブW杯(2012 FIFA Club World Cup)は9日、準々決勝が愛知県の豊田スタジアム(Toyota Stadium)で行われ、サンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)は1-2でアル・アハリ(Al-Ahly)に敗れた。

 各大陸の王者らが集う大会でサンフレッチェは準々決勝で敗れ、ブラジルの強豪コリンチャンス(Corinthians)との準決勝での対戦はかなわなかった。

 序盤にアル・アハリの攻勢を受けた広島は、前半15分にエルサイド・ハムディ(Elsayed Hamdi)にペナルティーエリア内でシュートを決められ先制を許した。

 しかし広島は同32分、ホッサム・ガリ(Hossam El Sayed Ghaly)が治療のためピッチを離れアル・アハリが10人になった間に、12シーズンのJリーグ1部(J1)で得点王に輝いた佐藤寿人(Hisato Sato)が、GKシャリフ・イクラミ(Sherif Ekramy)の股を抜くシュートを決め、試合を振り出しに戻した。

 その後、前半だけで2度あった決定機をふいにした広島は後半12分、ガリと交代して途中出場していたアル・アハリのモハメド・アブトレイカ(Mohamed Aboutrika)に守備が甘くなったところを突かれて得点を許し、悔いを残す結果に終わった。

 広島を率いる森保一(Hajime Moriyasu)監督は「前半途中から我々らしい攻撃的なサッカーはできたと思うが、後半は疲れから少し中だるみしてしまった」とコメントした。

 一方、アフリカ・チャンピオンズリーグ(CAF Champions League)で7度の優勝を誇るアル・アハリは、豊田スタジアムで12日に行われる準決勝で、リベルタドーレス杯2012(Copa Libertadores de America 2012)優勝のコリンチャンスと対戦する。(c)AFP/Peter Hutchison