【12月7日 AFP】ニュージーランドのイヌは車を「追いかける」のではなく「運転する」――。オークランド(Auckland)の動物虐待防止協会(SPCA)が、こんな心温まるプロジェクトを実施して話題となっている。アニマルシェルターに保護された動物の里親を増やすのが目的だという。

 トレーナーが2か月かけて、保護された3匹の雑種犬「ポーター(Porter)」「モンティ(Monty)」「ジニー(Ginny)」に、ハンドルの動かし方やアクセル、ブレーキの使い方、ギアの操作など10種類の動作を教え込んだ。すると、3匹は改造を施した小型車「ミニ(Mini)」を運転するまでに上達。飼い主に見捨てられたイヌだって複雑なタスクをこなせるんだということを証明してみせた。

 3匹が運転する様子は3日、ニュージーランドのテレビで放映され、インターネット上で話題を呼んでいる。(c)AFP