【11月27日 Relaxnews】古代マヤ暦から導き出された「世界滅亡の日」とされる12月21日まで、残すところあと数週間と迫る中、メキシコのリゾート地カンクン(Cancun)にマヤ文明の博物館がオープンした。

 完成まで6年を費やした博物館の総工費は1500万ドル(約12億3000万円)。ホテルが立ち並ぶエリアに登場した博物館のテーマは「マヤの歴史」で、特にマヤ文明の数学や天文学に光を当てている。敷地面積は5万5000平方メートルで、初公開のものを含め、およそ350点を展示。中には付近に数多くある洞窟の1つから2002年に発見された女性の人骨もある。ビーチやナイトクラブ、5つ星ホテルで名高いカンクンに、新たな文化スポットの登場となった。

 カンクンのそばにはマヤ文明の遺跡が多い。80キロ離れた場所にはマヤの港だったトゥルム(Tulum)遺跡があり、またククルカン(Kukulkan)のピラミッドはカンクンから約160キロの距離だ。(c)Relaxnews/AFPBB News