【11月22日 AFP】東芝(Toshiba)は21日、遠隔操作ができる4足歩行ロボットを公開した。同社は東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所の事故収束作業での活用を期待している。

 重量は65キロ、高さは約1メートル。頭のないイヌのような形をしていて、普通のロボットでは行くことのできない急な坂などを移動できるように設計されている。放射線測定器1台と複数のカメラを搭載しているほか、重量20キロまでの積載物を運ぶことができる。

 カメラを搭載した有線で操作する小型走行車をこのロボットから発進させて、狭い場所を調べることもできる。建物の中で作業員が入っても安全な場所を探し、どのくらいの時間そこで作業ができるかを調べる上で役に立つと期待されている。(c)AFP