【11月15日 AFP】)米大リーグ(MLB)12年シーズンのサイ・ヤング賞(Cy Young Award)が14日に発表され、ナ・リーグではナックルボールを武器に輝かしい成績を収めたニューヨーク・メッツ(New York Mets)のR.A.ディッキー(R.A.Dickey)が選出された。

 38歳のディッキーは投票者32人中27人から1位票を獲得し、得票数で2位につけたロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)に大差をつけての受賞となった。

 ディッキーは 「歴代の受賞者と並ぶこと、また今年活躍した名投手として名を連ねることに大変な名誉を感じます」と喜びを語っている。

 これまで9年間のMLBでの現役生活で、年間11勝以上を挙げたことがなかったディッキーだが、今季は20勝6敗、防御率2.73を記録した。6月には、中4日ながら2試合連続で1安打完投勝利を達成しており、2試合連続で12奪三振以上という記録を合わせるとMLB史上初の快挙を達成した。

 また、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)、ミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)、ミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)を渡り歩き、2010年にメッツに移籍したディッキーは、同球団の投手としては1990年のフランク・ヴィオラ(Frank Viola)以来初の年間20勝を挙げた投手となった。さらにナックルボーラーとしての受賞も史上初となる。

 一方、ア・リーグではオールスター出場3回を誇るタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)のデービッド・プライス(David Price)が同賞受賞した。プライスは20勝5敗、205奪三振で、リーグトップの防御率2.56を記録している。

 ア・リーグの投票は混戦を極め、プライスはデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)のジャスティン・バーランダー(Justin Verlander)とわずか4ポイント差で選出された。レイズが誇る27歳のエースは、28人中14人から1位票を獲得し、13人から2位票を獲得した。

 2008年にMLBデビューを飾ったプライスは、10年シーズンには19勝6敗、防御率2.72を記録し、サイ・ヤング賞争いでシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)のフェリックス・ヘルナンデス(Felix Hernandez)に次ぐ2位につけた。

 プライスは今季先発した31試合中23試合で7イニング以上を投げており、23試合で自責点2以下に抑えている。(c)AFP