【11月15日 AFP】米テキサス(Texas)州で近く、史上3人目の「ジョージ・ブッシュ」が政界入りを果たすかもしれない。前フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ(Jeb Bush)氏が、息子のジョージ・P・ブッシュ(George P. Bush)氏(36)をテキサス州の政界に参入させるべく、かつての支援者たちに協力を要請していることが、14日の米メディア報道で明らかになった。

 P・ブッシュ氏の伯父は2000年までテキサス州知事を務めていたジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前大統領で、祖父のジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)元大統領もテキサス州選出議員として政治キャリアをスタートさせている。

 P・ブッシュ氏が本格的な州政治入りの第一歩として目指すのは、テキサス州公有地管理局の局長。石油資源に恵まれた同州の採掘権を管轄する影響力の大きい役職だ。管轄対象は州有地、商用不動産から退役軍人、歴史公文書などにも及ぶ。

 地元紙タンパベイ・タイムズ(Tampa Bay Times)によると、父親のジェブ・ブッシュ氏は支援者への手紙の中で「選挙は2014年だが、特にテキサスのように大きな州では早期の資金集めが重要になる」と述べている。

 米国では有権者にヒスパニックが占める割合が増加傾向にあることから、メキシコ生まれの母親を持ちスペイン語を流ちょうに話すP・ブッシュ氏は共和党にとっても将来の有望株とみられている。(c)AFP