【11月3日 AFP】英イングランドの学校で集団死しているのが見つかった鳥を解剖した結果、発酵した果実を食べたために酔っ払って衝突・墜落したことが死因とみられることが分かった。この驚きの出来事は、英BMJグループ(BMJ Group)発行の獣医学誌「ベテリナリー・レコード(Veterinary Record)」で発表された。

 英カンブリア(Cumbria)州では前年8月、小学校の敷地内で若いクロウタドリが10羽以上死んでいるのが見つかり、警察や専門家が現場に呼ばれた。鳥の多くはひどい怪我を負っていたという。

 うち1羽だけは生きていたが、翼を地面に当てて体を安定させたり、入れられたかごに寄りかからないと真っすぐ立っていられないなど、まるで酔っ払っているように見えたという。

 当初はいたずらや鳥インフルエンザなどによる病死の可能性も疑われたが、解剖の結果、胃袋の中から発酵臭のする果実が発見された。さらに体内の毒素を調べたところ、うち1羽の肝臓から高レベルのエタノール(アルコールの主成分)が検出された。

 調査チームは報告書で、「鳥の中には外傷が原因で死んだものもおり、酩酊(めいてい)状態での飛行によって起きた衝突によりけがを負った可能性がある」と述べている。

 唯一生き残った1羽は二日酔いから完全に回復したのち、野生へと戻されたという。(c)AFP